2015.11.01

紅いそばの花畑

秋の花といえば。コスモスやダリアだけではありません。
日本のそばの花は白色が一般的ですが、今回、紅色の花をつける赤花そば「高嶺ルビー」をご紹介します。

高嶺ルビー1「高嶺ルビー」はヒマラヤ(ネパール)原産を品種改良したもので、花だけでなく茎も赤くなるのが特徴です。背丈が低く、収量は一般のそばの三分の一程度。主に景観植物・観賞用として利用されており、花は桃色から赤色になります。そばは、観るためにもつくられているのですね。



―1位は信州でなく
まずは、そば一般について。
そばで有名な長野県ですが、生産量第1位は北海道。土地の広さをヘクタールで表すことの多い地域ですので、そば畑も圧巻です。
北海道は年一作で、5~7月に種まき、8月~10月に収穫。つまり夏そばと秋そばの区別がありません。北海道産品種は夏ソバにも秋ソバにも利用できる品種群であり、北海道の夏型の牡丹そばを本州で夏播きした場合には秋そばになります。
北海道でのそば収穫が、日本の新そば(秋そば)収穫シーズン開始の合図とされます。

そばの生産量ランキング
第1位 北海道
第2位 長野県
第3位 茨城県



―そばの土地とは
雨が少なく冷涼、そして痩せた土地でも生育するそば。湿潤に弱く、日最低気温の平均が17.5度を超えると結実率は顕著に低下します。
そういわれると、上記のランキングも納得の結果です。
「高嶺ルビー」は全国で栽培されていますが、多くは長野県に見られます。ここでは、長野県にて「高嶺ルビー」を鑑賞できる地域を時季順にご紹介します。

「高嶺ルビー」鑑賞可能地域

  • 8月中旬~9月中旬
    御岳ロープウェイ (長野県木曽郡木曽町)
  • 9月中旬~10月上旬
    中川村 (長野県上伊那郡中川村)
  • 9月中旬~10月中旬
    信州伊那高原赤そばの里(長野県上伊那郡箕輪町)

高嶺ルビー3


―「高嶺ルビー」をつくる
長野県箕輪町の「赤そばの里」。鑑賞期間は霜の降りる10月中旬までで、見頃は9月30日の前後一週間。標高900m、4.2ヘクタールが一面、紅の花です。この地ではもともと、遊休地の活用&名物づくりのために始められたものでした。もとは50枚以上の段々畑で、総面積5ヘクタール以上あり、桑・とうもろこし・麦・粟・稗、そしてそばの耕作を行ってきました。「高嶺ルビー」は平成9年から栽培が開始され、現在に至ります。ここは開園のセレモニーも行われ、季節の農産物の購入が可能(キノコや米、生花なども)、イベントもあります。

来年秋の旅先に、ぜひ。

高嶺ルビー2