2017.12.01

クリスマスの街

今年も12月がやってきました。12月と云えば勿論クリスマス!
今回は、クリスマスの街として知られている「ロヴァニエミ」をご紹介します。

フィンランドの街


ロヴァニエミはラップランド地方にあるフィンランドの街で、北極圏の入口にあたります。
オーロラが見られる地域としても有名です。
挨拶は『モイ(moi)!」(「やあ」「元気?」などの意味)。
なんとこの街には、本当のサンタクロースが住んでいるんです(このコラムでは紹介しませんが、実際に会いに行けます)。


ロヴァニエミの成り立ち
ロヴァニエミは、上空から見るとトナカイの頭部の形をしています。
1944年、戦争で町のほとんどを破壊されたロヴァニエミは、一から街を造り直すことになりました。アルヴァ・アアルトという建築家が設計を担当することとなり、街全体の設計だけでなく、図書館や博物館などの公共施設に留まらず、アパートまで建築されました。彼の建築は街中に点在していて、街全体が博物館のようです。


黒い樹木
ラップランド地方は全体的に黒々とした針葉樹に覆われているように見えます。ラップランド地方にはカラマツ、モミの木、シラカバの3種類の木のみが自生しています。枯れたシラカバには「黒いキノコ」が生え、このキノコがお茶として飲めるそう(そして枯れたシラカバのコブはくり抜かれ、マグカップに生まれ変わります)。モミの木はツリーになり、まさにクリスマスの為の街です。

黒い木


ロヴァニエミは北半球ですので、日本と同じく12月はとても寒いです。「寒い時期にわざわざ寒い場所に行きたくない…」と思われるかもしれませんが、一度はクリスマスを本場で楽しむのもいいと思います。