2012.05.01

「新生活はグリーンとご一緒に」

4月が終わり、新生活にも慣れ始める5月。少し余裕が出てきたところで、ライフスタイルの中にグリーンを取り入れてみてはいかがでしょうか?

ハートの葉が特徴的なウンベラータ目にも楽しく、心にも安らぎと癒しを与えてくれるグリーンはひとつあるだけでも部屋が華やかになります。そして、植物に触れ、育てることで気分が落ち着き、ゆったりとした時間を過ごすことが出来ます。ストレスケアにもなる植物は慌ただしい日常のヒーリングアイテムとして活躍してくれるでしょう。
観葉植物は、花屋やホームセンター、インテリアショップなど、様々なところで購入できますが、どんなものを選べばいいか、上手に育てられるかなど分からないことも多いと思います。そこで、植物の置き場所や育て方のコツをご紹介させていただきます。

◯ 選ぶポイントは置く場所・サイズ・好み
置く場所は、植物にとって大切な生育環境です。日光を好む植物を、日が当たらない場所に置いてしまうと弱ってしまいますね。観葉植物は置きたい場所の日光の強弱を考えて選ぶことが大切です。また、植物は日々、成長するものなので、将来の大きさも見越して購入すると良いでしょう。そして、植物を楽しむためにはやはり好みも大事です。長く付き合いたいと思うものを選べば、愛着が湧いてきて、お世話も楽しくなりますね。

◯ 管理のコツは光・水
植物にとって、日光は欠かせない要素だとお話しましたが、例えば「日当りが良い場所」とは、どの程度の日光が当たる場所を指すのかなど、もう少し置き場所に関して具体的にご説明します。

明るい日陰・・・直射日光ではなく、太陽の光が差し込む場所です。室内では、レースのカーテン越し程度の明るさがある場所を指します。半日陰とも言われます。「日陰」となっているからといって、日が当たらない場所のことではないので注意です。
日当りの良い場所・・・1日を通して太陽の光が当たる場所です。室内では、ガラスなどを通してダイレクトに太陽光が差し込む窓辺などを指します。ただし、植物によっては、真夏の直射日光は避けた方が良い場合もありますので、注意が必要です。
耐陰性がある植物でも、日光がある場所に置く方が丈夫に育ちます。最低でも、新聞が読める程度の明るさがある場所に置きましょう。

乾燥にも強く、葉の模様がステキなサンセベリア・ゼラニカ。そして、植物にとっては光だけでなく、水も必要不可欠ですね。しかし、毎日水やりをしてしまうことは植物にとってストレスになる場合があります。土が常に湿っている状態は、根の水分吸収の力を弱め、根腐れの原因にもなってしまいます。失敗しないためにも、押さえておきたい4つのポイントを簡単にご紹介します。

①1回の水やりは鉢底から水が抜ける量です。
②水やりは土が乾いていることを確認してから行いましょう。
③寒い時期は控えめに、暑い時期は多めになど、調整しましょう。
④水は鉢土全体にかけるようにしましょう。

植物によっては乾燥に強いもの、そうでないものがありますので、水やりはその植物の特性に合わせて行いましょう。

◯ 場所別、おすすめグリーン
具体的な置き場所も踏まえて、おすすめの植物をご紹介します。

日なたのリビング・ダイニングなど
エバーフレッシュ
暗くなると葉を閉じるユニークな植物です。
シルクジャスミン
夏の月夜に橘の香りに似た小さな花を咲かせることから、「ゲッキツ」とも言われます。
ガジュマル
洋風でも和風でも活躍してくれます。

日陰の洋室など
ドラセナ コンシンネ
細く光沢のある葉がシャープで個性的です。
パキラ
すらりとした茎に手のひらのような葉をつける、生命力の強い植物です。
リュウビンタイ
新芽はゼンマイのように葉が丸まり、成長に伴って開いていきます。

日陰のトイレ・洗面所・玄関など
ワイヤープランツ
針金状の枝に丸くて可愛い葉を付けます。
アスパラガス
繊細でしだれる姿が魅力的です。
モンステラ
エキゾチックな雰囲気で切れ込みを持つ葉が特徴的です。

細かい葉がさわやかな雰囲気のエバーフレッシュすっきりした姿のドラセナ コンシンネ ホワイボリー葉が個性的なモンステラ

まだまだご紹介したい植物はたくさんありますが、ご自身でお店に足を運んで選んでみてはいかがでしょうか。分からないことはお店の人に相談してみるのも良いでしょう。お気に入りの植物が見つかるかも!