- 2012.06.01
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Father’s day
日の入り時間も段々と遅くなり、夏の気配がそこまで訪れています。先月は母の日があり、街中がカーネーションやバラなどといったお花で溢れていました。今回はそんな母の日の陰に隠れてあまり注目される事の少ない父の日についてご紹介します。
父の日は、“父に感謝を表す日”です。日本においては6月の第3日曜日に制定されていますが、各国によってその日付は様々です。父の日の起源については、アメリカのワシントン州に住むジョン・ブルース・ドット婦人が「母の日」の存在を知り、父に感謝する日も必要であると、1909年6月19日(第3日曜日)に制定する事を提唱したのが始まりだと言われています。
さて、母の日と言えば“カーネーション”を連想する人が多いと思いますが、では父の日と言えばどのようなお花を連想しますか?父の日のシンボルフラワーは“バラ”です。きっかけは、父の日の由来ともなったドット婦人が、父の日に父親の墓前に白いバラを供えた為とされています。ただ、白いバラをあげるのは亡くなった場合なので、母の日に真っ赤なカーネーションを贈るように、健在な場合は真っ赤なバラを贈る習慣があります。ただし、それはアメリカのお話。
では日本はどうなのでしょう?日本には「ファーザーズ・デー委員会」という委員会あります。この委員会の「父の日黄色いリボンキャンペーン」が、幸福や希望の象徴である「黄色」を父の日のイメージカラーとしています。しかしお花の特定はされていない為、一般では黄色いバラや白いバラ、子の愛という花言葉を持つユリなどが贈られているようです。
ここで父の日に贈るお花で人気があるものを紹介していきたいと思います。高級感漂うバラは男性にとってもメジャーな存在。父の日のお花としては1番ポピュラーな存在でしょう。ただ、何色のバラを贈るか悩む人も多いようです。そんな時は花言葉で決めてみるのはいかがでしょうか?
〈赤〉…「愛情」「情熱」
〈黄〉…「美」「嫉妬」
〈白〉…「尊敬」「純潔」
〈ピンク〉…「上品」「温かい心」
〈薄オレンジ〉…「無邪気」「さわやか」
〈青〉…「神の祝福」「奇跡」
〈ミニバラ〉…「無意識の美」姿形だけでなく気品ある香りにも惹かれる人が多いユリ。部屋に満ちたユリの香りは、優しく大きく包み込むような感じで癒されます。人によっては香りが苦手な場合もあるのでご注意。
〈ユリ〉…「純潔」「無垢」「威厳」「子の愛」
バラと並んで人気なアイテムのヒマワリ。燦々と降り注ぐ太陽のようなヒマワリは、お父さんの笑顔と重なるのでしょうか。お父さんにお花を贈る事に抵抗がある人も、気軽に贈る事が出来るほのぼの感が人気の秘密かも。
〈ヒマワリ〉…「光輝」「愛慕」「あこがれ」「あなたを見つめる」
ランは育てるのが難しいというイメージで、父親の頑固で扱いにくい一面と重なるのでしょうか?確かに育てるのは難しいですが、咲いたその姿は背筋を伸ばしたスーツ姿のお父さんのように気品があります。
〈ラン〉…「美人」「優雅な人」
お花だとすぐに枯れてしまうので、観葉で長く楽しんでもらいたい方も多いようです。観葉ではハイドロカルチャー仕立てなど手間のかからないものも多く出回っているので、面倒くさがりのお父さんでも育てられるはず。
父の日まであと2週間ちょっとです。
お父さんにお花を贈るなんてなんだか照れてしまうけれど、今年はちょっと勇気を出して日頃の感謝を伝えてみてはいかがでしょうか?
お父さんに喜んでもらえる、素敵な父の日になりますように。