2025.03.01

春の強敵 「スギ花粉」

少しずつ暖かくなり春らしさが感じられる頃となりました。

今月三月のコラムでは「スギ花粉」で有名な「杉(スギ )」についてご紹介します。

杉は日本固有の針葉樹で日本国内で植林されている面積が一番多く、

日本においてはなじみの深い木材です。

それと共にスギ花粉症は国民病ともいわれ日本国内での有病率はおよそ三人に一人

そんな春の強敵である杉ですがわるいことだけではありません。

杉は環境の適応性が高く、丈夫な樹種で古くから日本各地で造林され日本の文化を育んできた

「国民的樹種」です。

光合成により温室効果ガスのCO2を吸収し地球温暖化を防止する効果が高く、

大気中の有害ガスを吸収して空気を浄化する性質があるだけでなく

調温作用、調湿作用などの保存機能も優れている為様々な宝物が現代でも高品質で保存されています。

他にも様々な良い特徴をもつ杉の木 昔は花粉症は稀な病気でした

現代において花粉症が国民病になってしまったのには大気汚染にも影響があるという説があります。

つまり 花粉をまき散らす杉だけに問題があるのではなく

昔と比べ大気汚染を進めてしまった私たち人間が起こしてしまった病気でもあるということです。

杉 日本の伝統を支えてきた杉、強敵なんかではなく日本の宝

これからも大切にしていきたいですね。

今月のコラムはここまで

春風とともに、皆様にたくさんの幸せが訪れますように。