2008.11.01

「クリスマスツリー」

 11月に入ると、街のあちこちでクリスマス装飾が始まります。
私たちコンセプトグリーンでも、様々な種類・大きさのクリスマスツリーを準備しています。

 イチイ
 さて、上に書いたようにクリスマスツリーと言っても様々な種類があります。代表的なものとして「モミの木」や「ドイツトウヒ」がありますが、置く環境やスペースによって他の樹木も使用します。先月のこのページで書いたコニファー類をはじめとした常緑の針葉樹がほとんどですが、「イチイ(一位)」という植物はご存知でしょうか。

 
 東北地方や北海道で庭木としてよく見られる植物で、北海道ではアイヌ語を語源とした「オンコ」という呼ばれ方が一般的だそうです。雌雄異株で、雌の木にしか実は付けません。何よりも疑問に思うのが「一位」という名前だと思いますが、仁徳天皇の時代にこの木を使用して笏(しゃく)を作らせ、それで正一位を授けた事により名付けられたと言われています。

 クリスマスカラーと言って、赤・白・緑を指しますが、緑は「永遠の命」を意味するそうです。そのため、クリスマスに使用する植物は常緑のものを使用します。クリスマスカラーに因んで付けられた植物の名前としては、クリスマスホーリー(西洋柊)・クリスマスパーム(マニラヤシ)などがあります。共に葉が深い緑で実が赤いことから、クリスマスをイメージできるので別名として付けられたのでしょう。マニラヤシは実際、日本のクリスマスには登場しませんが・・・。

 モミの木
 数年前までは、イミテーションのクリスマスツリーも流行っていましたが、最近はまた本物の木のクリスマスツリーを飾る場所が増えてきているようです。LEDのイルミネーションにどうしても目が捉われがちになりますが、イルミネーションが巻かれている木々達にも様々な種類がありますので、是非見てみてください。