- 2011.02.01
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「チョコより植物の“ハート”を贈ろう」
2月のイベントといえば、バレンタイン・デー。今回のコラムでは、チョコの代わりにバレンタイン・デーに贈るにふさわしい、“ハート”にまつわる観葉植物を御紹介します。
そもそもバレンタイン・デーとは、ローマ時代のキリスト教司祭バレンティーノにちなんだもので、男女関わらず大切な人へカードやプレゼントを贈る風習でした。女性から男性への告白のイベントとしてチョコを贈る習慣があるのは日本だけ、というのはよく知られた話です。Xmasもそうですが、キリスト教になじみの薄い日本では、本来の意味が薄れ商業的なイベントとして根付いてしまうのも無理のない話かもしれません。
とはいえ、このイベントをチャンスだと思っている女性や、楽しみにしている男性が多いのも事実。私も昔はワクワクしたものです。しかし、最近でこそ女性並みに甘党派の男性が増え「スイーツ男子」なんて言葉も出てくるほどですが、甘いものが苦手な男性は多いものです。そんなあの人には、チョコではなく観葉植物で“ハート”を贈ってみてはいかがでしょうか。ハートの形が可愛らしい、バレンタイン・デーのプレゼントにぴったりな観葉植物をいくつか御紹介します。
ホヤ・カーリー/キョウチクトウ科(旧ガガイモ科)ホヤ属
この時期になるとお店によく出回るようになるのがホヤ・カーリー。本来はツル性の植物ですが、ハートホヤやラブハートといった別名の通り肉厚のハート型の葉が特徴で、葉だけ挿したスタイルのものがよく売られています。多肉植物の一種で、水はけのよい土を好み、鉢土は乾かし気味に管理します。耐寒性はややありますが、最低温度を5℃程度は保つようにします。アンスリウム/サトイモ科アンスリウム属
花のように見えるのは仏炎苞と呼ばれるもので、中心にある穂のような部位が本当の花です(肉穂花序といいます)。仏炎苞と葉がハート型をしており、仏炎苞の色も濃赤色からピンク・白など様々な色があり、人気の観葉植物です。高温多湿を好むので暖かい室内で育てるようにしますが、水のやりすぎには注意しましょう。ハートカズラ/キョウチクトウ科(旧ガガイモ科)セロペギア属
ツル性で小さなハート型の葉が特徴です。ハートが連なる様子からラブチェーンの別名を持ちます。葉にピンクの斑が入るレディーハートという品種は特に人気があります。ただ垂れているものでなく、ワイヤーに巻き付けハート型に仕立てられたものも多く出回ります。多肉植物の一種なので、ホヤ同様水のやりすぎに注意します。耐寒性は強く、鉢土が凍らない0℃以上の条件でも冬越しできます。上記の植物はどれも室内でも比較的育てやすいものばかりです。ハートの形が隠れている植物は他にもあるので、そんなところに注目しながらお店を回るのも楽しいと思います。
一味変わったハートのプレゼントで、チョコが苦手なあの人のハートもがっちりつかめる!・・・と良いですね。ちなみに、私は観葉植物もスイーツも大好きです。