2016.02.01

鬼は外、福は内。

今年ももう一か月が経ち節分の季節ですね。
昨今、節分の日は恵方巻を食べるという家庭も多いと思いますが、今回は「豆まき」について書きたいと思います。
由来や「豆」知識などをまとめました。

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●そもそも節分とは●
節分とは本来「季節を分ける」、つまり季節の節目を指し、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」のそれぞれの前日にあったものでした。その中でも立春は、日本の旧暦で現在の元日にあたる為、特に尊ばれ、次第に節分といえば春の節分のみを指すようになったようです。

●なぜ「豆」をまくのか●
そもそもなぜ豆をまくのでしょうか?
諸説ありますが・・・
京都の鞍馬山に鬼が出てきたとき、毘沙門天のお告げによって炒った大豆を鬼の目に投げつけて退治したという話が残っており、「魔の目(魔目=まめ)に豆を投げつけて「魔を滅する(魔滅=まめ)」に通じる。
という説が有力とされています。
なんともダジャレのような話ですが。
因みに私は、真面目(まめ)な人間になるように。と教えられた記憶があります。現在そうなったかどうかは定かではありませんが。

●鬼ってホントにいるの?●
「豆まき」は「鬼」を払うために行われる行事ですが、鬼とはなんのことでしょうか?
鬼についても諸説あり、
山間部で製鉄に関わっていた人々が溶かした鉄の熱で皮膚がただれ、それを見た町の人々が忌み嫌った説。
縮れた毛髪、鼻の大きな彫の深い顔などから西洋人説。

などがありますが、そもそもの鬼という言葉は「陰(おん)」「隠(おぬ)」に由来していると云われています。
「陰」「隠」は、目に見えない邪気、この世のものとは思えないものの事。昔は、災害や疫病などの災いは「鬼」の仕業だと考えられていたそうです。
その鬼を追い払う豆まきは、無病息災を祈る行事になりますね。

●鬼の恰好●
鬼の絵はトラ柄のパンツを履いてますが、なぜその姿なのでしょうか?
それは「鬼門」に由来します。鬼門は「北東」にあたり、この方角を十二支に当てはめると「丑(うし)」「寅(とら)」の方角になります。
そのため、鬼は牛の角を生やし、虎のパンツを身に付けている姿になりました。

「節分の日は恵方巻を食べる。」というご家庭も、今年の節分は豆まきで無病息災を願うのはいかがでしょうか。