2016.07.01

報国寺にみる夏の過ごし方

houkokuji 7月になると夏の始まりだ。海水浴に花火大会、BBQや音楽フェスなどのThe・夏といった屋外イベントが目白押しである。
だが今回は、夏らしーいイベント情報ではなく、しっぽりとした夏の過ごし方を紹介したい。

旅の始まり

皆さんは鎌倉に行ったことはあるだろうか。鎌倉大仏や鶴岡八幡宮、または江の島なども人気スポットだ。
私は先日初めての鎌倉旅行に急きょ行くことになり、「鎌倉」「観光」となんとも平凡な検索ワードで探したオススメのルートを、見切り発車のまま辿ることにした。
まずは「報国寺」…だそうだ。

隠れ観光スポット報国寺

報国寺…初めて聞く名前だ。
「どこがオススメなのだろうか」
そんな疑いの念を胸に門をくぐると…。

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境内までの道は作為と無作為が見事に調和され、「すごい」の一言だ。
また、別名「竹の寺」と呼ばれるだけあって境内に荘厳な竹林があり、適度な隙間から差し込む光と風は、梅雨真っ只中とは思えないほど爽やか。
人の歩く音と竹が揺れ葉がこすれあう音がなんとも心地よい。

報国寺(ほうこくじ)は、神奈川県鎌倉市にある臨済宗建長寺派の寺院。山号は功臣山。本尊は釈迦三尊。境内に竹林があり、「竹の寺」とも称される。
鎌倉観音霊場第十番、鎌倉十三仏第八番(観音菩薩)、東国花の寺百ヶ寺鎌倉5番札所。
この寺は、1334年(建武元年)天岸慧広の開山により創建されたと伝えられ、開基については足利尊氏の祖父足利家時とも上杉重兼ともいわれている。
臨済宗における寺格は諸山に列せられていた。1438年(永享10年)におきた永享の乱で敗れた鎌倉公方足利持氏の子義久がこの寺で自刃している。                                                      -wikipediaより引用

  

静のススメ

先の記述で報国寺に興味を持っていただけたなら、是非行ってほしい。
だが必ずしも、鎌倉に行こう!と謳っているわけではない。
鎌倉でなくても「いい場所」はいくらでもある。
つまり、大人数でワイワイ遊ぶ夏もいいが、その合間に夏ならではの「静」に浸ってみてはどうだろうか。
それは縁側の風鈴だったり、それは蝉の声だったり、それはTVから聞こえる球児達の青春だったり、それはクーラーの効いた図書館だったり。
私にとってそこは夏を感じるいい場所、である。
皆さんもそれぞれの「いい場所」でこの夏を過ごしてみては。