- 2017.11.01
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観葉植物の冬支度
10月は長雨で寒い日もありましたが、さらにこれから本格的な寒い冬がやってきます。
そして熱帯生まれの観葉植物が弱りやすい季節です。これまでは元気だったのに、枝に勢いがない、急に葉っぱがいっぱい落ちる、なんてトラブルが起こりやすくなる前に、観葉植物の冬支度をし冬の間も緑を楽しみましょう。◆外にある観葉植物は室内へ
観葉植物の耐寒性は種類によって違いはありますが、たいてい最低気温が約10℃を下回ってくると生育が遅くなり、そして5℃を下回ると寒さによって枯れてしまう場合もあります。寒さに弱い種類だと10℃でも枯れてしまうものもありますが、逆に耐寒性の強い種類もありますので種類ごとの耐寒性を知っておく必要があります。
耐寒性の弱い植物は早めに室内の暖かい環境で育てて下さい。
また冬の間は、日中直射日光の当たらない明るい窓辺に置きましょう。だたし、窓辺は夜間冷え込む為、室内の中心部へ移動するなどの注意が必要です。◆エアコンや床暖房に注意
私達には、エアコンなどの暖房器具や床暖房は冬の必需品ですが、乾燥が苦手な観葉植物にとっては弱る原因になります。乾燥が気になるときは霧吹きで葉っぱの表裏に水を吹きかける「葉水」をして、潤いを補給してあげてください。空気も潤って葉の色ツヤもよくなります。
また、観葉植物を床に置いたまま床暖房が直接、接している場合は、土の中が温まり根っこが腐ってしまいます。
棚の上に置いたり、かさ上げするなどして下さい。◆水やりは控えめに
観葉植物は気温が低い状態になると休眠します。休眠時期はエネルギーを使わないようほとんど生長しなくなり、根が水を吸う量もごくわずかです。暖かい時期と同じペースで水やりをしていると、土がいつも湿っている状態になり、根腐れして枯れてしまう場合があります。
土の表面が乾いて2~3日空けてから水やりをしましょう。
観葉植物の種類によっては休眠期は水やりをしなくていい場合もあります。
また元気がないからといって、肥料をあげてはいけません。休眠中の観葉植物は肥料を吸収しきれず、逆に傷んで枯れてしまいます。◆冬の間も緑を楽しみましょう
冬の間、街路樹などは落葉して寂しい気分になります。だからこそ、元気に育つ観葉植物が家にあれば、癒やしてくれて暖かい気分になります。
観葉植物の種類によって耐寒温度や管理方法が違いますが、今育てている観葉植物の種類に従って環境を整え、そしてまた暖かくなる春を一緒に迎えられるよう、冬の支度をしてください。