2020.01.01

南天

冬を感じる

年末のある日、近くの駐車場で綺麗な南天の実を見つけました。
街のイルミネーションや飾り付けでも季節を感じますが、これを見つけたとき年の瀬が近づいていることに気づかされました。
今回はそんな南天についてのコラムです。

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名前の由来

南天の名前の由来ですが、原産国である中国では葉の先に実った赤い実が鳥たちにとっての灯に見えることから「南天燭(なんてんしょく)」または、株立ちの様子が竹に似ていることから「南天竹(なんてんちく)」と呼ばれているそうです。
それらが略されて南天と呼ばれるようになったと云われています。

縁起もの

南天の花言葉は「幸せ」、「福を成す」、「良き家庭」。
また、南天は初夏に白い花を咲かせ、秋から冬にかけて赤い実をつけることから「私の愛は増すばかり」とも云われています。
南天(なんてん)という音から語呂合わせで「難転」→つまり難を転ずる縁起ものとされてきました。
その葉や実は古くから料理の彩りや正月飾りに使われ、今日でも私たちの生活に重宝しています。
民間療法としてその実が使われています。(のど飴の成分にも含まれているものも。)

まとめ

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南天は自宅の庭などによく植えられていますので、皆様のご近所でもお見かけするのではないでしょうか。
見かけた際は季節を感じつつ、ぜひ縁起物としてご家庭に取り入れていただければと思います。