2009.04.01

「多肉植物」

 サボテンを代表とする「多肉植物」。肉の多い植物と言う名の通り、葉や茎が肥大化して水分を多く蓄えられる植物を指します。このような植物の総称なので、植物の種類としては数千種類にも及びます。

 トゲ
 多肉植物の多くは砂漠などの乾燥地帯に生育しています。そのため雨期にできるだけたくさんの水分を体内に取りこみ、乾季はできるだけ水分を失わないような姿になったと考えられています。サボテンにトゲは付き物ですが、サボテンのトゲは葉が変化したものです。広い面積の葉があると常に水分を蒸散してしまうため、葉の面積を極力小さくするためにトゲ状になったものです。

 多肉-2
 多肉植物はホームセンターやインテリアショップで簡単に手に入れる事ができます。上に書いたように多肉植物は、自らの体に水分を貯蓄する能力が他の植物に比べて優れていて、性質もとても丈夫なため給水の手間がかからず管理のしやすい植物と言えます。逆に、給水をし過ぎて枯らせてしまう方も多いようなので、特に冬場の給水量には注意が必要です。
 
 サボテンのほか、多肉植物と言われるものにはアロエ・ベンケイソウ(カゲツ・カランコエ等)・リュウゼツラン(アガベ・ユッカ等)の仲間があります。全てが当てはまるわけではありませんが、葉や茎・幹が太い・分厚い物が多いです。

 アガベ “吹き上げ”
 近年人気のある多肉植物として「アガベ」を目にする事が多くなっています。直線的・放射状に広がる葉の存在感が、インテリアをおしゃれに演出してくれるため人気があるのでしょう。品種としても「アテナータ」・「吉祥冠」・「アメリカーナ」・「吹き上げ」等様々な品種があります。

 アガベの花
 このアガベですが、英名で「century plant(センチュリープラント:世紀の植物)」と呼ばれています。成長の遅さや、開花するのに長い年月を要する事が由来ですが、実際は50~70年ほどで開花するため100年に一度は大げさな例えですね。数十年もかけて花を咲かせたのち、その株は枯れてしまいます。つまり、一生に一度しか花を咲かせないという事になります。このような植物を「一回結実性」と言い、タケもこれに含まれます。ちなみに、お酒のテキーラはアガベ・テキラーナという品種のアガベを原料としています。

 多肉植物は成長の遅い種類がほとんどのため、成長を楽しむということは難しいかもしれませんが、ユニークな姿を楽しむには最適な植物と言えます。

アガベ “アテナータ”アガベ “ベネズエラ”多肉-1