- 2009.05.01
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「熱帯花木」
初めて聞く方も多いと思います。熱帯花木(ねったいかぼく)。字の通り熱帯地方を原産とする花木の事を指しますが、今回は熱帯花木についてご紹介いたします。花木とは、鑑賞する価値のある花を咲かす樹木の事を指します。身近な種類だと、桜や梅などが花木です。桜や梅に関しては四季の気温の関係により開花期が年一回ですが、熱帯地方においては四季の気温の変動が少ないため、熱帯花木は通年咲いていることがほとんどです。
そのような熱帯花木の代表的なものとしては、ハイビスカス・ブーゲンビレア・プルメリアなどがあります。日本でも、亜熱帯に属する地方(小笠原諸島・沖縄地方)では見ることができ、道の脇に生垣として植えられていることもあります。いずれも鮮やかな花の色で、わたくし達も南国をイメージした室内装飾をする際に利用する事が多々あります。プルメリアという名前を聞いた事が無い方も多いと思いますが、ハワイなどで「レイ」の材料として使われている花がプルメリアの花です。英名では「Temple tree」と言いますが、公園や寺院に多く植えられている事からこの名前がついたそうです。
いずれの花木も日本の戸外で生育するのは難しいので、地植えされているものを見ることはできませんが、南国に行くと必ずと言って良いほど見ることができます。そして通年花を咲かせています。日本では温室で育てられている鉢物ですら気温が高い時期以外は出回っていません。同じハイビスカスでも様々な種類・色があり、沖縄やハワイ・グアム等に旅行する機会があれば地植えの、樹木になっているこれらの花を見ることができます。