- 2009.10.01
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「七草」
七草と言えば「春の七草」と「秋の七草」があります。春の七草はとても有名で、正月が終わった頃の1月7日に七草粥を食べる方も多いと思います。春の七草・秋の七草共に全部言えますか?
春の七草は、「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」です。これは言える方も多いと思います。どれも馴染みのない名前だと思いますが、「スズナ=カブ」「スズシロ=ダイコン」という事は覚えておいても良いかもしれませんね。それぞれが漢方の効能があるとの事で、正月にご馳走を食べすぎて負担のかかった胃に優しいお粥ということでしょう。
秋の七草は、「ハギ・オバナ(ススキ)・クズ・ナデシコ・オミナエシ・フジバカマ・キキョウ」です。春の七草とは違い、こちらは食べる事が目的ではなく見て楽しむものとして考えられています。秋の趣を感じ取れる植物達ということです。とは言え全てが食べられないというわけではなく、オミナエシ・キキョウなどの根や葉は食用になるそうです。
ちなみに、春の七草は食べて楽しむことから英語にすると「the seven herbs of spring」、秋の七草は見て楽しむことから「the seven flowers of autumn」といいます。
植物達は、気温が上がると新芽を出し生長し、気温が下がると紅葉・落葉したり枯れたりします。花が咲く時期も植物によってそれぞれで四季折々の花を見る事ができ、私たちが生活をしていてもっとも身近に季節を感じることのできるものだと思います。
春の七草・秋の七草合わせて14種類を覚えてその時期を代表する植物達を知っていると、気温や昼間の時間の長さだけでなく、植物で季節の移り変わりを楽しむことができると思います。
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