たわわに実る稲穂に夏の終わりをみつけて少々寂しく思う今日このごろ。 身近にあったはずの田圃も気づけば宅地へ様変わり。
君すむ街から少し離れてみる。 見渡すかぎりの水田。
青田波のうねりも、まもなく黄金色の絨毯へ。 その絨毯の只中にいるとするならば、まるで異世界へ紛れ込んだような錯覚に陥る。
風が列車とともに駆け抜けてゆく。
我に返る。
なんだかお腹が空いてきた。 なんのかの言っても、やはり人は”花より団子”……ということかな。
※次回の更新は12月です。